嫌いなもの。

　貧血持ちなのですがホウレン草嫌いです。更にレバーも嫌いなら鉄分を豊富に含むとされる食材の大半が嫌いな上に注射や薬では体調を悪くします。甘いシロップの鉄分の薬も嫌いです。大っ嫌い！です。サプリメントでさえ胃が痛くなります。そんな私が唯一大丈夫なのがプルーン。生（結構美味しいですよｖ）なら尚良いのですが干したものでも大丈夫。学生時代はお世話になりました。
　だがしかし。今私が住んでいる所では手に入らないので勇気を出して！ホウレン草一束ゆでてそれをペースト状にしてから牛乳と氷を入れてシェイク状にしてから一気に飲みました。
　私にとっては凄い勇気が必要な事でした。
　結果。
「ママ、恐い。」
　絶叫しながら悶える私に娘が突っ込みました。
　美味しくない～！と半泣きで訴えると、頭を撫でられて。
「ママDon't cry.it's OK.」
　よしよしと言われました。
 　・・・・・・・ふっ。大丈夫じゃないのよ。こんなに不味いのは久しぶりだしね。それにしても発音上手ねとか何とか考えてしまいました。
　こんなこぼれ話は日常的に発生するので友人に笑い話として言うといつも
「母としての威厳は何処に行った。」
　と言われます。
　私はそもそも母親とか親として尊敬される気が全然無いので逆に頼ったり二人で駄々こねあったり本気で言い合いをしたりします。そして娘に愚痴る私。彼女は根気よく付き合ってくれますよ。そして旦那が機嫌が悪いと拳を振り上げます。私が苛められていると思うのでしょうね～。彼女はかっこいい。機転が利くし、（少なくとも私には）優しい。こんな駄目な親でも守ってあげなくてはと思うらしく懸命です。ちょっと短気な所と直ぐに暴力に訴える所はどうかと思いますが私には勿体無いなぁとつくづく。
　そんな彼女に対して一番凄いと言うかどうかと思うことがひとつあります。
　それは猫かぶり。
　物心付く前から好みの人ロックオンすると人格違います。
　そしてその好みは徹底しております。（身長は最低でも１７５以上で少し色黒、野生的な感じだけどやり手の雰囲気溢れ、覇気のある人。あと多少の心得のある事も必須らしいです。一瞬にして見分けるのはもう才能でしょうか・・・・）
　声も違えば仕草も違うし、そういう人の前では絶対に暴力のぼの字も出ません。
　本当に誰ですか？と聞きたくなる程。
　ちなみに私の弟も彼女の狭いストライクゾーンの中に入っているらしく、私や妹、私の母や叔母達が知っている本性を弟は未だに知らずにいます。
　怒ったときの彼女はかなり迫力があるのですが、弟の前ではもう・・・・・・・・・彼女はもう直ぐ４歳なのに未だに本性を明かさないのはある意味何と言いますか・・・。
　そこまで徹底しているのは凄いですよ。
　でもそれって何処から学んだの？
　彼女に対する疑問は山ほどありますが、ともかくその猫かぶりは凄いです。
　そしてそれを元にネタ作りする私。ごめん。某人物は君の猫かぶりっぷりから作りました。
　ばれたら怒られそうですがまだ文章読めないので大丈夫でしょう。